みなさん「易」をご存知でしょうか。
東洋医学と易には深い関係があるそうで、私はちょっと興味をもちました。
ところで、易とはなんでしょうか?
単なる占いとはちょっと違うようです。
昭和天皇が易を学ばれていたのは有名な話です。
怪しげな占術なら天皇陛下が学ばれるはずはありませんよね。
易は天体や自然の動き、変化を見て、それを人の生き方に応用していく学問で、その起源は1万5千年前にさかのぼります。
伏義(ふっき)が易の基本を作り、4000年前の周の時代に文王が易として完成させたので、周易とも言います。
そして時を経て2500年ほど前に孔子が易経として整理してまとめあげました。
つまり、易とはもともとは、人が生きるべき道をしめす道徳、哲学だったのです。
それがいつから占いとしての易になったのか、AC248年に王弼(おうひつ)が易を体系的な占術として作り上げ、王弼学派(義理派)をつくりました。
それに対して朱子(しゅし)がつくったものを筮占派(せんぜいは)といい、現代の易占はこの筮占派にあたります。
王弼学派(義理派)は占いというよりは統計学、人生の生き方や指針となる学問として継承されているようです。
この義理派を東洋哲学の中の帝王学として、とらえられています。
この学問は、日本においても聖徳太子の時代から、お手本とすべき道徳として継承されてきました。
易は4千年の叡智として集大成された東洋哲学であり、後に易経、陰陽道、儒教、四書五経と発展し、陰陽五行説にインド哲学が加わり、日本においては武士道の基礎となりました。
武家では足利家から織田、武田、徳川と代々伝えられ、一般では道徳として学習されています。
明治維新後も、吉田松陰から井上馨へと継承され、易の教えは、日本の大実業家である、渋沢栄一や鮎川義介らが実践し、アメリカの経済学者、P・F・ドラッカーにも影響を与えたと言われています。
ちなみにアメリカでは、「The book of change (変化の書)」と言われています。
この変化の書とは易学の特徴を一言で言い表していると思います。だからこそ、変化を読み取ろうとする占いにも応用されるようになったのでしょう。
私も易経を読んでみようかと思います。
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